(1)赤血球形態 4.形の異常

有棘赤血球(acanthocyte)、いが状赤血球(spur cell, burr cell) 鋸歯状化(crenation)の一つで突起の数が少ない(5~10個)。突起の長さが一定でなく、分布状態が不規則な点がウニ状赤血球と異なる。先端が尖らず丸みを持ったものもある。赤血球の基本形態はdiscocyteを示さない。

出現する病態
血清βリポ蛋白欠乏血症、重症肝障害、摘脾後

図VII-14. 有棘赤血球
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はじめに
(1)赤血球形態
1. 正常赤血球
2. 大きさの異常
  - 赤血球の大きさ
  - 大きさの異常による貧血の分類
3. 染色性の異常
  - 低色素性
  - 多染性
  - 染色不同症
4. 形の異常
  - 球状赤血球
  - 楕円赤血球
  - 口状赤血球
  - 鎌状赤血球
  - 菲薄赤血球
  - 標的赤血球
  - ウニ状赤血球
  - 有棘赤血球
  - 涙滴赤血球
  - 破砕赤血球
5. 配列の異常
  - 連銭形成
  - 赤血球凝集
6. 赤血球封入体
  - 好塩基性斑点
  - Howell-Jolly小体
  - カボット環
  - Pappenheimer小体
  - Heinz小体
  - 赤芽球
  - マラリア原虫
  - 三日熱マラリアと熱帯熱マラリアの鑑別
(2)赤血球形態異常症例検討
- 破砕赤血球編
- 三日熱マラリア編
- 熱帯熱マラリア編
(3)赤血球恒数
- 赤血球の大きさに基づく貧血の分類
- MCVとRDWによる貧血の鑑別
(4)網赤血球と病態
参考文献


 血液形態Webセミナー - 講義編 - VII 末梢血の赤血球形態