(1)赤血球形態 4.形の異常

ウニ状赤血球(echinocyte)、金平糖状赤血球(crenated cell) 赤血球の表面に多数の細胞突起を生じる過程を鋸歯状化(crenation)という。ウニ状赤血球は、鋸歯状化の一つで、1個の赤血球に10~30個の突起をもち、その先端は尖って分布と長さがほぼ均一である。赤血球の基本形態はdiscocyteを示す。抗凝固剤EDTAの濃度が濃すぎた場合や長時間血液を保存した場合、脱水してカリウム濃度が減った結果生じることもある。

出現する病態
解糖系酵素異常症(ピルビン酸キナーゼ、グルコース-リン酸イソメラーゼなど)、尿毒症、胃癌、保存赤血球輸血後

図VII-13. ウニ状赤血球
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はじめに
(1)赤血球形態
1. 正常赤血球
2. 大きさの異常
  - 赤血球の大きさ
  - 大きさの異常による貧血の分類
3. 染色性の異常
  - 低色素性
  - 多染性
  - 染色不同症
4. 形の異常
  - 球状赤血球
  - 楕円赤血球
  - 口状赤血球
  - 鎌状赤血球
  - 菲薄赤血球
  - 標的赤血球
  - ウニ状赤血球
  - 有棘赤血球
  - 涙滴赤血球
  - 破砕赤血球
5. 配列の異常
  - 連銭形成
  - 赤血球凝集
6. 赤血球封入体
  - 好塩基性斑点
  - Howell-Jolly小体
  - カボット環
  - Pappenheimer小体
  - Heinz小体
  - 赤芽球
  - マラリア原虫
  - 三日熱マラリアと熱帯熱マラリアの鑑別
(2)赤血球形態異常症例検討
- 破砕赤血球編
- 三日熱マラリア編
- 熱帯熱マラリア編
(3)赤血球恒数
- 赤血球の大きさに基づく貧血の分類
- MCVとRDWによる貧血の鑑別
(4)網赤血球と病態
参考文献


 血液形態Webセミナー - 講義編 - VII 末梢血の赤血球形態